将来、景気が回復し、債券・株式市況がよくなれば、高所得者層を中心に株式や債券への資金流入が起こる可能性もあるだろう。
金融自由化がさらに進んで、銀行窓口で有価証券を取り扱うことができるようになったり、株式等を組み込んだ商品の設計ができるといったことが実現すれば、一層その可能性は高まるだろう。
あなたにあった資産運用はなんだろうか。
いわゆるバブル経済の崩壊後、不動産業者等が過剰な在庫を抱える一方で、企業収益や個人所得の伸び悩みを背景として投資マインドが冷え込み、その結果、不動産の需要が減退しているためである。
土地神話といわれ、不動産投資が脚光を浴びた一昔前とはまさに様がわりの状況である。
果たして不動産は有利な投資対象なのだろうか。
たしかにバブル崩壊前までは、地価はごく一時の例外を除いてつねに右肩上がりで推移してきたし、企業や個人は不動産を保有することで有利で確実な資産形成ができた。
しかし、そうした考え方は、バブルの崩壊で根底から覆ってしまった。
不動産価格は下がることもあり、それに対する投資は大きなリスクを伴う、ということが改めて確認されたといってよいだろう。
不動産投資は有利なのか不動産商品への投資は復活するか一般の金融商品と比較した場合、不動産投資の特徴は何なのか。
まず、不動産投資からどのような収益が期待できるのかというところからみてみよう。
不動産投資からの収益は二つある。
一つは、マンションやアパート、駐車場からの賃貸料など、不動産保有そのものから得られる収益である。
二つ目は、不動産を売却する際の値上がり益である。
このような収益が期待できる不動産投資の特徴はつぎの三点である。
第一は、市場価格変動の影響をまともに受けるリスクがあるということだ。
バブル崩壊以降、物件の過剰供給を反映して、賃貸料の下落が続いている。
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